
デンマークのデザイナーであり家具職人であるニルス・モラーは、見習い終了後、デザイン学校で教育活動に携わりながら制作を続けました。
1944年にJ.L.ミュラー社を創設、機械化を押し進めながら一方で高い技術を要請される職人技をも高めていったモラーの家具は、合理化と伝統技術の融合を得意とする北欧モダニズムのなかでもそのエレガントさにおいて際立っています。ニルス・モラー・デザインの特徴であるチーク材やローズウッドを用いた柔らかなフォルムと軽量な素材によって、現代生活のあらゆる局面に適した家具に仕上がっています。