フィン・ユール：FD 133 Spade Chair スペードチェア

1954年にフィン・ユールがデザインを手がけたラウンジチェア、イージーチェア。成形合板を曲げて作られた緩やかに湾曲したアームの前後に配置された俵形のデザインが目を引きます。フィンユール特有の浮遊感のあるデザインや、背もたれのカーブが秀逸なデザイン。

当時チーク材は量産家具には不向きとされていましたが、超合金の刃が開発され、フィン・ユールのデザインによりFrance & Daverkosen 社では初のチーク材による量産家具としてスペードチェアを発表します。

海外に多く輸出することを前提とした椅子ですので、フレームはノックダウン式の構造となっています。背座のシステムはカイ・クリスチャンセンのペーパーナイフソファでも使われているチューブスプリングに置きクッションの構造。軽量でふかっとした座り心地のチェアです。

デンマーク買付時の生地をそのまま流用しておりますが、非常にコンディション良く目立った汚れやヘタリは見当たりません。メーカーは判別しませんがコットンベースのリネン系の生地が使われています。

メーカー：France & Daverkosen

※生地は張替え可能ですが別途費用が発生いたします。